親子で書き下ろしの絵本です。登場人物は家族そして愛犬。エマちゃんと犬のサムが繰り広げる心温まるクリスマスストリーです。アドベントカレンダーが開く度に、クリスマスが近づきます、そして、街中が特大クリスマスツリーに変化していく様子が、語られ描かれています。小学生や幼児の読み聞かせ絵本としても最適です。
絵本より。
―「アドベントクランツはクリスマスの大事な飾りのこと。もみの木の枝で丸いわをつくるの。そして四本のろうそくを立てるのよ。はじめの一本はクリスマスの日から数えて四回目前の日曜日、そしてその次の日曜日に二本目。そして3回目の日曜日に三本目。それから、四本目のろうそくは・・」「クリスマス!」エマちゃんは大きな声で叫びました。お母さんはとてもうれしそうに続けます。「赤ちゃんが生まれるってことはなんてすてきなことでしょう。どこのおうちでも家族がみんなで赤ちゃんの来る日を待っているでしょ。イエスさまは世界中のみんなが待っていた赤ちゃんだったの。だから、ろうそくを一本ずつともしながら、みんなでわくわくしてクリスマスの近づいてくるのを待っているのよ」「サム、アポベンポクランツのこと知らないでしょ」エマちゃんは自分がとってもえらくなったようにおもえました。―