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大いなる恵み

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大いなる恵み −証詞集第2集―

定価:本体1,500円[税別]
B6判 278頁
ISBN 978-4-903748-80-1
著者:塩島 光三 (しおじま こうぞう)





 光あるうちに歩め 我が人生の晩秋 『しかし、神が光の中におられるように、わたしたちが光の中を歩むなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血によってあらゆる罪から清められます』(Tヨハネ1:7)

内容紹介
 主の豊かな恵みに包まれて 小石川白山教会 主任牧師 清瀬弘毅    

この度、塩島光三兄は「証詞集第2集」であ る「大いなる恵み」を公刊されました。塩島兄 は、私共の小石川白山教会の熱心な会員であり、 教会役員として尊い御奉仕を捧げておられるだ けではなく、教会外にも用いられて、実に多方 面に亘って仕えておられる方であります。  その塩島兄の証詞集でありますが、私には、 これは塩島兄の「生涯の信仰と生活」の集大成 ではないかと思われるほどです。それは、本書 が、塩島兄の信仰生涯の最初期の事から最近の 事まで、更には、証詞のみならず、科学的思想 的な事にまで及んでいるからであります。  しかし、神学的な事や思想的な事に言及され ていても、それの目指しているのが、いかに信 仰的に敬虔に生きて行くか、と言う観点から考 察されている事を思う時、確かに、本書が最終 的に目指している事は、「神の大いなる恵み」 を証詞する事にあると、結論付けることが出来 ると思います。  この中に記されている証詞の数々は、本当に 感動的なものであります。特に感じます事は、 人は「死」に臨んだ時、本当に厳粛な気持ちに なり、真実な求道をされるものだと言う事です。 そして、たとえ、病いが完治されなくても、魂 の救いが与えられて、心は晴れ晴れとして、御 国を確信して召されて行かれた多くの方々の心 を見詰める時に、「永遠の救い」が確かに与え られた方々なのだと思わされます。そして、永 遠の命とは、単なる「時の長さ」ではない事を 改めて示されます。たとえ僅かな時であっても、 神に結ばれ、キリストの復活の命に与る時、一 瞬であっても、そこには「神の命」、「永遠の命」 に生かされている喜びと平安があるのです。こ 5 4 れほど素晴らしい事はないと思います。その事 を改めて教えられました。  又、塩島兄も多くの生き生きとした証詞をし ておられます。そして、塩島兄の証詞や、他の 方々の証詞を紹介して下さる時の、塩島兄の為 され方は、「御言葉と証詞」とが、相即的だと 感じました。即ち、御言葉に導かれて証詞をし ておられ、又、反対に、証詞をされつつ、同時 に御言葉に即し、それを引用しつつ証詞をして おられるからです。「御言葉と証詞の相即生」 はとても大切であると思います。健全な証詞の 姿を見させて頂きました。  更に、塩島兄の信仰の姿を通して教えられた 事は、「御言葉と証詞と祈り」の循環性であり ます。何かあると、塩島兄は「祈っておられま す」。そして「御言葉」が与えられて、行動に 移られます。そして、主の恵みを受けて「証詞」 をしておられるのです。「祈り」から始まって、 「御言葉」、そして「証詞」と言う導かれ方であ ります。これは本当に恵まれた信仰の姿であり ます。塩島兄が、これからも、主の豊かな恵み の内に歩まれます事を心から祈りつつ、この本 を、多くの方にお勧め致します。 お祝いの言葉 蓮根バプテスト教会 主任牧師 高木康俊  誠志会病院の塩島光三監事は、わたしの最も 尊敬するキリスト者のお一人です。



レビュー
私は後期高齢者に該当する者となり、言わば 人生の晩秋を迎えたことを意味することと理解 しております。  そのような私は『己が朽ち行く肉の重荷のもとに、また人生の弱さの内にあって、呻いてい る敬虔な全ての者達は、一つの希望をもっている。すなわち我々は一人の仲保者、義なるイエ ス・キリストをもっているということ、そして 彼こそが我々の罪のために贖いとなり給ったと 言うことである』(カルヴァン、キリスト教綱要)の 言葉の意味を深く味わう者となりました。そし て人生の晩秋に身を置く者として、今日まで歩 んできた信仰生活を顧みる一時を過ごすことが 多くなりました。  私は本来聖公会の3代目の信徒であるべき者 でしたが、少年の頃から反キリスト、反教会に 燃える少年でした。高校2年生の頃から、ある きっかけで日基教団小石川白山教会に求道する 者となり、高校3年のクリスマスに洗礼の恵み に与かりました。  丁度高校の卒業試験や大学受験を控えた時で あり、母親が心配して、全てが終わる来春のイー スターまで洗礼を延ばせと言われ、反キリスト、 反教会に燃える私がせっかく洗礼を受けようと 言う気になったのに残念でたまりません。その 時、聖書を開きましたら、ョハネの福音書の『光 の子となるために、光を信じなさい』(12:36)13 12 光あるうちに歩め と言う御言葉が与えられ、主イエス・キリスト が共にあって反キリスト、反教会に燃える私を お執り成してくださったことを悟り、今を除い て救われるチャンスがないことを覚え受洗致し ました。  受洗の手続きの時、牧師先生から自分の愛 唱讃美歌を決めて教会に登録しなさいと言わ れ、家で讃美歌を開きいろいろと調べました時、 515番『十字架の血に清めぬれば』に目が止 まり、これを選び教会に登録しました。  この讃美歌515番はTヨハネ1:7、ヘブライ9: 14、詩編25:7〜14、ルカ22:20などの御言葉をテキストに歌われた詩です。  私は自分で積極的に聖めの道を辿ったわけで もないのですが、振り返ります時、聖めの信仰 の道を辿る者となっている恵みに与かる者です。  このことは私自身の求めでなく、神の御摂理 に基づくことと言えましょう。私はカール・バ ルトが指摘しているように「我々人間は頭の天 辺から爪先まで、徹底的に罪に満ちた者であり、 罪人として地にある者で、神は天にあるもの、 人は地におるもの、この絶対的差異の下で地に ある我々人間を汝(僕)として摂理のうちに覚 えられ、啓示を以て養いたまわる」ということ を自分の信仰生活を振り返る時、事実として覚 えるのです。  一方『天地創造の前に、神はわたしたちを愛 して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者に しようと、キリストにおいてお選びになりました。』

目次

主の豊かな恵みに包まれて  小石川白山教会 主任牧師 清瀬弘毅 3  
お祝いの言葉  蓮根バプテスト教会 主任牧師 高木康俊 5  
序文 誠志会病院 院長 岡田信良 6  
光あるうちに歩め  11   
病床伝道から  46   
ローマ書に学ぶ 72   

CBMCの働きを通して 93



著者について
塩 島 光 三 経 歴  
1933 年8 月 朝鮮(韓国)全羅南道光州市生      
1957 年3 月 中央大学経済学部卒
職 歴  1983 年8 月 医療法人社団誠志会病院事 務長に就任      
1998 年4 月 同病院常任監事に就任現 在に至る
信徒活動 日本クリスチャン信徒連盟会長
日本CBMC(キリスト実業人会)理事      
日本信徒前進宣教会代表(会長)      
朝餐会全国連合関東ブロック代表      
板橋朝祷会、文京朝祷会、南町田朝祷会、各世話人      
日本国際ギデオン協会元全国理事、元全国副会長
 著 書  1972 年5 月 『証詞集1 大いな愛』(福音伝書会)出版      

2007 年4 月 『神学レポート1 福音教会のルーツ』(イーグレープ)出版